輸入通関における関税、消費税の計算方法

 

こんにちは、岡田です。

みなさんは過去売れた商品が、いったいいくらの利益が出たのか1円単位で計算していますか?

 

おそらくほとんどの方が「NO」と答えると思いますが、それで正解です。

 

国内から仕入れた商品であれば、かなり正確な数字を叩き出せるかもしれませんが、

輸入ビジネスを行っていると、(決済時期の違いによる)為替相場の差異、関税など正確に計算することが難しい項目があります。

 

こういった細かい数字をいちいち計算していると、いくら時間があっても足りません。

 

月単位の収入や支出の計算は税理士に任せれば良いとして、

あなたがビジネスのトップとしてビジネスを動かす立場なのであれば、数字は「どんぶり勘定」で見るようにしましょう。

 

例えば、輸入ビジネスでは商品毎にかかる関税の他に、消費税(2014年11月現在8%)がかかります。

 

関税は高いもので30%ほど取られる革製商品がありますが、

こういった商品は稀で、ほとんどの商品の関税率は0~3%が多く、たまに8~10%の関税がかかるものもある程度です。

 

こういった現状を踏まえ、経営者は数字を計算するときに、

1つ1つの商品にかかる関税をちくいち計算するのではなく、トータルで数字を見て、

「関税+消費税」は、仕入れ価格の約10~11%として認識しておくと良いでしょう。

 

もちろん関税率によって利益率がかなり変わってくるものもありますから、

仕入れをしながら関税の高いもの、低いものは学んでいくべきでしょう。

 

ただし、こういった細かい数字ばかりに目がいき、

仕入れに不安が生じ、思い切って仕入れができなくなっては元も子もありません。

 

自分自身で正確に数字を見たがる人もいますが、

物流が少ないうちは良いですが、月間の物量が500個~、1000個~を超えてくると、もう完全にお手上げです\(*o*)/

 

輸入ビジネスで成功するために最も時間を取るべきなのは、

言わずもがな「商品リサーチ」です。

 

商品リサーチが「攻め」であれば、会計、経理は「守り」

ゴールを決めていない状態でいくら「守り」を固めても、100%勝つことはできません。

 

節税、会計、経理、関税などの「守り」はあと!とにかくあと!

 

そういったスキルが必要になるときが必ず来ます。そのときやれば良い。

それまでは回しです!

 

ビジネスが軌道に載るまでは、とにかく「攻め」だけを考えて、

商品リサーチ、直接交渉、OEMの打ち合わせなどに力を入れていきましょう。

 

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