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EC運営における労働分配率は30~40%を目標に!

EC運営における労働分配率は30~40%を目標に!

 

こんにちは、貿易コンサルタント&EC戦略アドバイザーの岡田です。

 

今日はネット販売を行う経営者の外注・雇用に使うコストの割合(労働分配率)についてお話していきたいと思います。

(以下、分かりやすい言葉で言い換えているのでご安心を)

 

EC(e-commerce)ビジネスは、リアルビジネス(実店舗を持つビジネス等)と比べて人件費や消耗品コストなどがかからないため、

今まで「とにかく売上を上げることを目標にする」企業が多く、そのためにキャッシュ・フローが悪化し息切れしたり、

利益が出るからと言って、利益と人権費のバランスを崩して黒字倒産してしまうショップもたくさんありました。

 

 

ただし、ECビジネスがいくらインターネットビジネスの中の1つだとっても、

荷受、検品、梱包、出荷などの業務は明らかに「人が手動で行う作業」ですし、

ECビジネスで売上を上げていくためには、人材を増やすことは必要不可欠です。

 

 

今日はECビジネスにおいて、売上・利益に対してどれくらい人件費に再投資するべきかについてお話していきたいと思います。

 

 

そもそも「労働分配率」って?

 

労働分配率とは、事業で出た利益のうち何パーセントを人件費に当てているか数値化したものです。

 

労働分配率=人件費÷純利益

 

例えば、月間100万円の純利益が出ていて、その内30万円を人件費に当てている場合、「労働分配率」は30%になります。

※人件費には、退職金、福利厚生、通勤費、教育費などを含めます。

 

 

 

ちなみに、この人件費には経営者(トップ)の給与は含めません。

 

経営者(トップ)の給与は、個人事業主の場合「利益=所得」になりますし、

法人格の場合は、給与を自身で決めれるため、経営者の給与を含めて計算してしまうとかなりごちゃごちゃしてしまいます。

 

 

労働分配率は、平均30~40%

 

ちなみに、総平均するとECビジネスにおける一般的な労働分配率は30~40%となっています。

 

20%台なら人材を増やしたり、給与やボーナスを上げたりするべきですし、

40%を超えるようならば、仕入れ資金や内部保留のためのストック分に回したほうがいいでしょう。

 

 

また副業から独立に向けてビジネスを始める方は、労働分配率は50%以上あっても良いかと思います。

 

副業のうちは利益が出ていなくてもリスクはほぼ0ですから、

次回の仕入れ資金などに回すお金をプールできる規模になってから、

自身がプライベートで使うお金を決めてもいいと思います。

 

 

少ない人権費で収益を上げるためには?「1人1人の利益(付加価値)を最大化する」

 

労働分配率が平均30~40%と言っても、

経営者の理想としては、人件費を30%以下に抑えつつも売上がほぼ自動的に上がっていく状態だと思います。

 

つまり、少ない人件費で利益を最大化できれば、これほど好ましい組織構造はありませんね。

 

こういった健全な組織構造を築き上げるためには、

スタッフ一人ひとりが生み出す利益(付加価値)を高めていく必要があります。

 

よくスタッフが給与の3倍の利益を出していなければ、いてもいなくても変わらないと言われますが、

給与の3倍以上の利益(付加価値)を生み出せている会社というのは、マネジメントが上手くいっていると言えるでしょう。

 

ただし、この利益(付加価値)必ずしも金銭的な利益で計算できるものではありません。

 

商品登録、商品リサーチ、出荷、梱包などの単純作業は、誰がやっても成果はほとんど変わらないので数値で計算できますが、

経営者が考えたビジネスアイディア、ミーティングで決まった事業の方向性、新規取引先との会食などは、数値化することはほぼ不可能だからです。

 

すべての作業が付加価値を生み出していることは間違いないのですが、

最も付加価値を最大化できる経営者が、出荷、梱包作業をやっているショップが上手くいっているはずがありませんよね。

 

少ない人件費で売上・利益を最大化するためには、

・システムに任せる

・外注化(アウトソーシング)する

・アルバイトに任せる

・社員に任せる

 

など、自分にしかできない業務以外はどんどん任せていき、

最低でもある1つの業務に関しては経営者よりも速いスピードで物事をこなせるくらい教育すると良いでしょう。

 

 

人件費は最大のコストですが、教育コストは最大のレバレッジ投資先です。

(これはどの業種でもよく言われていることですね)

 

 

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