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輸入ビジネスの正しい利益計算方法「粗利?営業利益って?」

輸入ビジネスの正しい利益計算方法「粗利?営業利益って?」

 

こんにちは、貿易コンサルタント&EC戦略アドバイザーの岡田です。

今日は物販ビジネスにおける正しい利益計算方法について解説していきます。

 

物販はあらゆるビジネスの中でも、特に見るべき数字が多いビジネスモデルで、特に輸入ビジネスとなると国際送料や中間手数料などもかかり、利益計算がややこしくなりがちです。

 

ただし、だからこそ利益計算を1日もはやく頭に叩き込んでおかないといけませんし、これを知らずに売上ばかりを追っていても、基盤の脆いビジネスをやっていることになります。

 

最初は聞きなれない言葉が並んでいるだけで、1度理解してしまえばそれほど難しくないので、根気よくやっていきましょう。

 

粗利(=売上総利益)と営業利益の違いって?

 

正しい利益計算を理解する前に、粗利(売上総利益)と営業利益の違いを知っておきましょう。

ある程度収益を出している経営者でも、この2つをごちゃまぜに覚えている人が多いので要注意です。

 

これら2つを計算式で表すと、以下のようになります。

 

粗利(売上総利益) = 売上高 – 売上原価

営業利益 = 粗利 – 経費

 

言い換えるならば、粗利は商品を売って発生した利益で、営業利益は、その商品を売って発生した利益から人件費、家賃などの経費を差し引いたものを言います。

 

この2つのうち経営者目線でなによりも先に把握しておかないといけないのが「粗利」で、ここから人件費や家賃など、いまどこに投資していけばビジネスが拡大するか考えていく必要があります。

そして、最終的に自分の手元に残る金額を知りたい場合は、「営業利益」をすればOKです。

 

売上原価とは?

 

上述の通り、粗利(売上総利益)の営業利益の計算方法は以下の通りです。

 

粗利(売上総利益) =売上高 – 売上原価

 

「売上高」とは、俗にいう売上のことで、月間で販売した商品の売値の合計を言います。

例えば、りんごを100円で10個売ったら、売上高は1000円です。

 

次に「売上原価」ですが、以下の計算式で求めることができます。

 

売上原価 = 当期仕入 + 期首在庫 – 期末在庫

 

 

当期仕入(=仕入原価)とは?

 

当期仕入(以下、仕入原価)は、例えば1月1日~31日までに仕入れた金額の合計です。

この期間で80円の商品を10個仕入れたら、当期仕入額は800円になります。

 

ただし、私たちのようなオンラインでモノを仕入れているような場合は、商品を仕入れる際に送料がかかることが一般的です。

この送料についての考え方は、仕入原価に送料を含めて計算する人もいれば、仕入原価には送料を含めず「経費」として計算する人もいます。

 

どちらが正解というのは考え方によるのですが、1つ1つの商品の粗利をなるべく正確に把握したい私たちにとっては送料は含めて計算したほうが良いですね。

 

この場合は、商品1つあたりの重量を見積もって、実際にかかった総重量と照らしあわせて按分して1つあたりの送料を計算するようにします。

 

□仕入れ時の送料を按分する計算方法

例えば、国際送料1kgあたり400円で契約していれば、

商品Aを10個仕入れた場合の総重量が1kgの時、商品1個あたりの送料は40円になります。

(※原価を1つ1つの商品に按分して計算することを「原価計算」といいます)

 

では次に、商品を発送する際の送料はというと、1個あたりの利益を正確に求めようとすると本当は仕入原価に含めたいところですが、一般的にはほとんど「経費」として計算されます。

この場合は、売上高からお客様からいただいた発送送料を含めずに計算する必要がありますね。

 

つまり、販売価格1000円の商品Aが売れて、送料500円でお客さんに商品を販売した場合、売上高は1500円ではなく1000円で、経費は500円となります。

 

期首在庫、期末在庫とは?

 

期首在庫とは、月初の棚卸高(=在庫高)のこと

期末在庫とは、月末の在庫高(=在庫高)のこと

 

分かりやすく言うと、期首在庫は1月1日時点での在庫金額の合計で、期末在庫は1月31日時点での在庫金額の合計です。

 

棚卸高って何の数字?

棚卸高は、在庫を仕入原価ベースでみた時の合計金額です。

例えば、1個100円の商品Aを10個仕入れて、その他仕入れの送料など50円/個かかった場合、

仕入原価は1個あたり150円なので、棚卸高は1500円(150円×10個)になります。

 

ちなみに、当月の期末在庫と翌月の期首在庫は会計上同じ金額になります。

(1月31日の期末在庫=2月1日時点での期首在庫は一緒の金額)

 

では、実際に利益計算してみよう!

では、以上をふまえて粗利(売上総利益)、営業利益を計算していきましょう。

今回は以下のパターンで利益計算してみます。

 

①売上高100万円 (1月1日~31日まで)

②当期仕入額70万円 (1月1日~31日まで)

③期首在庫30万円 (1月1日時点)

④期末在庫50万円 (1月31日時点)

⑤経費15万円 (1月1日~31日まで)

 

粗利(売上総利益)の場合

粗利の計算方式を分かりやすく直すと、以下のとおりになります。

 

粗利(売上総利益)

= ①売上高 – 売上原価

= ①売上高 – (②当期仕入 + ③期首在庫 – ④期末在庫)

= ①売上高 – ②当期仕入 – ③期首在庫 + ④期末在庫

 

↑3番目の数式が最も分かりやすいので、暗記しておくと便利!

 

①100万円 – ②70万円 – ③30万円 + ④50万円) = 粗利50万円 

 

営業利益の場合

粗利が計算できれば、営業利益の計算は簡単です。

 

営業利益

= 粗利 – 経費

= 粗利60万円 – ⑤経費15万円 = 45万円

となります。

この金額が最終的にビジネス全体で残った金額ということになります。

 

ちなみに、全体の粗利のうち経費に何%使っているのかも毎月確認していくとより良いでしょう。

固定費、人件費、投資コストなどどの割合でビジネスを進めていくのがベストか判断しやすくなります。

 

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