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イーウー福田市場に視察に行ってきました

イーウー福田市場に視察に行ってきました

↑イーウーパスポート佐藤社長の前にいるのが私。なぜか画像がぼやけている・・・

 

こんにちは、貿易コンサルタント&EC戦略アドバイザーのオカダです。

数日前、中国最大級の貿易特区「イーウーの福田市場」に行ってきましたので、その感想と結果報告をさせていただきます。

 

イーウー市場で戯れるオカダの様子

は、以下の動画から

  1. 中国義烏市場で遊ぶオカダ。試乗やサンプル品購入も1個からできます
  2. 中国義烏の福田市場を散策するオカダ① 
  3. 中国義烏の福田市場を散策するオカダ② 



最近は中国の人件費が高騰して「中国市場は終わった!」なんて言われていますが、いえいえアパレル以外は、その他東南アジアが追いつくまで数十年かかります。

昨年、NY証券取引所に上場したアリババグループを筆頭に、今後は「made in china」の品質は「made in Japan」に近づいていくはずですから、やはり物販ビジネスをするのであれば、中国市場というのは外せません。

まずイーウーに行ってみた感想ですが、とにかくデカイです。(↑よーーーく聞きますよね、これ。)

 

「でかい、でかい!」って行ったことないと想像がつかないと思うので、わかりやすく言いましょう。

国内の一般的なイオンモールに出店されている店数が200~300であるのに対して、イーウーの福田市場に出店されている店数は約8万店です。

お近くのイオンモール200~300倍の大きさ、だと思ってください( °□°)

 

イーウー福田市場1日目



イーウー福田市場内は、1区から6区までカテゴリ毎にフロアが分かれていて、さらに区内では、まさにモールのように1~3階までエスカレーターで行き来することができます。

そのあまりの広大な広さに、1日目は9時~17時まで歩いたのですが、1〜5区までサラーッと商品を素通りしながら歩いていただけで、まさかの1日目終了。

 

ほぼ何もせずに終了!ゲゲ(°□°

仕入れ検討商品に出会うこともできませんでした。

 

本当は1日目で仕入れる商材をある程度きめて、

  • ロゴ入れ
  • カスタマイズ(素材の変更など)
  • 最低ロット数
  • 決済方法

など「交渉」しなければいけないんですけどね。

そして、2日目に実際に「買い付け(決済)」するという流れ。



「しまった。イーウーの歩き方間違えた!( °□°)」

事前に「滞在2日間では、福田市場すべては回れません!」と聞いていたのに、欲張りな私は「とりあえず経験!」ということで、ほぼすべての区を廻ってしまったのです。

うーん、ビジネスには取捨選択が重要と言われますが、私はそれを無意識にことごとく否定してきて失敗していますが、ここでもセンスのなさが浮き彫りになってしまいました。

(↑もしイーウーに行ったら、こんな失敗をしないようにしましょう)

 

イーウー福田市場2日目

 

1日目に出遅れた私は、2日目に超・集中モードで挑みます。

私が主に扱っている商材がおいてある区だけに絞り、売れそうな商材を選定し、ボルト並みの速さで交渉を進めました。

結果、なんとか4商品の仕入れ交渉がまとまり、イーウーに行った甲斐ができました。

 

イーウーで仕入れが決まった4つ商材

 

イーウーで交渉がまとまった4つの商材について、ロット数や納期、カスタマイズ方法など私の例をご紹介します。

 

まず、1つ目の商材は「DIY商品」

ある一部の素材をステンレスから強度のあるプラスチック素材のものに変更して、軽量化&デザイン性を重視した商品へとカスタマイズしました。

 

アリババで販売されていないことを理由に、ロゴ印刷なしでもOKと判断。

一部素材を変更するだけならロット数も少なくて済み、100個から仕入れられるということだったので、その場で買い付けしました。

ただし、今回はロゴ印刷しませんでしたが、商品の品質が確認できたら、最終的にロゴ入れをしてブランド力アップを狙います。

 

2つ目の商品は「雑貨商品」

これが今回の仕入れでは最もロット数が大きかったです。

ロゴ入れ&素材変更までして、最低ロット数は1200個から。

 

もちろんアリババでは手に入りません。

↑この商品より品質が劣っている商品がAmazonで売れに売れていて、仕入原価もアリババと同じだったので、イメージ「アップグレード版」として仕入れを決めました。

 

1個あたり600円くらいの商品で、1200個仕入れなのでだいたい国際送料も入れて80万円くらいは見ておかないといけません。

↑こういったロット数が大きい商材は、1ヶ月分の在庫を到着の早い航空便などで出荷し、残りは船便orコンテナで仕入れて国際送料を節約します。

 

3つ目の商品は、これまた「雑貨商品」

これもすでにAmazonでよく売れている商品のアップグレード版としての販売を狙います。

 

ただ、複数のお店を廻ってもなかなか私が思う通りのカスタマイズをしてくれる工場がなく・・・

結果、1店舗だけ対応してくれるとのことでしたが、この案件は一度日本に持ち帰りました。

 

お店に入って交渉すると、必ず名刺をもらえるので、イーウー現地でゼッタイ買い付けをしなければならないわけではありません。

後から名刺にあるメールアドレスに連絡して、買い付けを依頼すればOKです。

(この時、名刺と共に商品の写真を撮っておくと、後で商品を思い出しやすいです)

 

今回はアリババで対応してくれる工場を探してみて、条件が良い工場が見つかれなければ、イーウー現地で見つけた工場を使うことにしました。

アリババに出店している業者すべてが福田市場にも出店しているわけではないですし、正直商材が決まっていれば、現地で歩きまわって取り扱い店を探すよりも、

 

アリババで検索したほうが圧倒的に早いです。

↑もちろん品質など見てみないと分からないというデメリットもありますけどね

 

4つ目の商品は、「エレクトロニクス商品」です。

ロゴ入れ&カスタマイズすれば最低ロット数1000個で、電池が必要な商材でした。

 

私は仕入れても全部売れると判断しましたが、あえてロゴ入れもカスタマイズもしない100個単位で仕入れます。

これはなぜかというと、電力を必要とする商品はある一定期間使ってみないと品質が分からないためです。

 

「充電できない」「1週間で画面が映らなくなった」などのトラブルは中国商材ではよーーーくあることで、いきなり1000個買って、品質が良くなければ、返品&クレームの嵐で大赤字になる場合があります。

だから、電力が必要なものは、どんなに売れる商品もまず最初はテストで仕入れて品質チェック。

実際に売ってみて、問題なければ本発注という流れが鉄則です。

 

ちなみに、ここで100個単位で仕入れたのもポイントの1つ。

サンプルで3つとか購入しても、その3つだけとりわけ品質の良い商品を渡し、1000個など本発注では、わざと製造コスト減のために、サンプルよりも品質の良くない商材を送ってくる業者もいます。

 

だから、テスト仕入れでもある程度の個数は仕入れるようにしましょう。

 

イーウーに行って良かったこと

 

イーウーに行って良かったことは、私が行く前に予想していたこととは全く異なることでした。

行く前は

  • アリババで販売されていない商品がザクザク見つかる
  • アリババより安い
  • 売れそうな商材がたくさんある

なんて考えていましたが、実際は・・・

  • アリババで販売されている商品とほぼすべて同じ。(むしろ、アリババのほうが効率的に売れそうな商材を探せる)
  • アリババの価格とほぼ一緒(むしろ、アリババの方が安い商品が多い)
  • 売れそうな商材はたくさんはない(事前にリサーチもせずに行くと何もできずに終わります。

 

 

うーん、客観的に見ると、正直そこまでイーウーに行くメリットが見つかりませんよね。

ただし、それでも私は「イーウーに行ってよかった!」と思うことがあります。

 

まず1つに「工場ごとの品質の違い」がわかったこと。

オンライン上では画像はコピーして乱用されているので、画面上ではどの工場から仕入れれば品質が良い商品を仕入れられるかの判断がしづらいです。

 

そして、おそらく「同じ商材であれば、品質はほとんど一緒だろう」と思っているひとが多いのではないでしょうか?

まあ、製造が簡単なものであれば、品質にムラはないのですが、商材によっては品質に天と地の差が生まれる商品もあります。

 

「あれ、さっきのお店。こんなに脆かったかな?」

「あれ、さっきのお店より実物の見た目が良いぞ?」

なんてことがしょっちゅうです。

 

イーウーに行くまでは、私は「安い」業者を重点的に探していたのですが、今回のイーウー視察で「安さ<品質」を重視する方向へシフトしました。

今後Amazonで生き残っていくためには、「品質管理」は最重要項目といっても過言ではありません。

 

中国輸入で失敗する販売プロセス

 

安いが品質の悪い商品を販売

最初は売れ行き好調

徐々に「悪い評価」が溜まっていく

安売りしても売れなくなる

リピート販売ができなくなり、結局他の商材を探す

これが中国輸入で儲からない人の販売プロセス。

儲かる販売プロセスはこれです。

 

中国輸入で成功する販売プロセス

 

多少割高だが、品質の良い商品を販売

最初は利益トントンくらいで販売

良い評価が溜まっていく

良い評価にお客さんの目が止まり、価格を徐々に上げても売れ行きが下がらない

利益最大点の販売価格&OEMロット数などを検討しながらリピート販売

 

これが今後の物販で勝ち残るための正攻法プロセスです。

結局、「良い商品は売れる」という基本原理でしかないんですね。

 

目先の利益だけを考えて、「安かろう悪かろう」が販売者側の頭にもこびりついてしまうと、数ヶ月以内には結局儲からずに廃業に追い込まれることでしょう。

もう1つイーウーに行ってよかったことがあります。

 

それは「中国人ビジネスパートナーとの信頼関係構築」です。

私たちがやっているビジネスモデルは、ほとんどオンライン上で完結するビジネスモデルです。

 

スタッフ1人雇うのにも、事務所の近くに住んでいる人を探す必要はなく、極端な話、沖縄でもアメリカでも、日本の反対側にあるブラジルに住んでいる人にも

仕事を依頼することができます。

(私も現在はパキスタン、アメリカ、オーストラリアなどに外注さんがいます)

 

こういったオンライン上で仕事を依頼できることは大変なメリットですが、その反面、テキストやビデオ画面でしかコミュニケーションがとれずに、

直接会うよりも信頼関係を構築しにくいというデメリットもあるのです。

 

今回のイーウー視察では、中国人ビジネスパートナーとしてお世話になっている方に、日本のおみやげを持参しつつ、直接会って同じお酒を飲みながら笑い話をすることができました。

たった2回一緒にご飯を食べただけですが、チャットやビデオ画面では何万回やっても到達できないほどの信頼関係を創れたと思います。

 

私は今後本格的にフルタイマーの中国人スタッフを雇用するつもりですが、やはりある一定期間が経ったら、改めて中国に向かいスタッフに直接会おうと思います。

私は「少数先鋭のプロフェッショナル集団」にしか興味がなくて、仕事ができない人はウチには必要ありません。

 

しかし、プロフェッショナルなスキルを持っている人は、たいてい大企業などに就職しますから、中小企業以下のレベルでビジネスをする私がプロフェッショナルを雇用する方法は1つ。

「いかにこの人と働きたいと思わせるか」だけです。

 

金銭的な見返りを求めずに、ただ一緒にやりたいという特異な人間がこの世の中にはいます。

そんなすげー奴らと一緒に超・効率化ビジネスで世界を股にかける。

 

それが私の・・・

 

 

アナザースカイ

 

 

違うか( °□°)

 

ということで、こんな感じでまとめ。

おしまい

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