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【完全版】 Amazon販売で今後生き残るためには?

【完全版】 Amazon販売で今後生き残るためには?

 

こんにちは、貿易コンサルタント&EC戦略アドバイザーの岡田です。

今日はEC市場の王者「Amazon」の今後の動向について考えていきたいと思います。

Amazonが目指すのは「世界ECフラット化」

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最近Amazonで上記サイトへのバナーが表示されたのをご存じですか?

【Amazon Global】International Shipping Made Easy 
(Amazon Global – 国際配送を簡単に)

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Amazonプライムに代表される「当日配達」「即日配達」はAmazonという存在を一気に認知拡大させましたが、CEOのジェフベゾスはこの画期的とされた輸送方法も目指すゴールと思っていませんでした。

(多少主観が入りますが…)Amazonが目指すのは世界規模でのECフラット化

 

日本人が”今”何気なく日本Amazonで商品を買っているように、将来は日本人がアメリカAmazonから普通に商品を買うようになっていくのが普通になっていくことはほぼ間違いないでしょう。

なぜこんな確信めいた発言ができるかというと、すでに2~3年前くらいからアメリカAmazonから世界発送は認知されていたからです。

 

日本ではあまり知られていませんが、アメリカ人がイギリスAmazonから購入したり、オーストラリア人がアメリカAmazonから商品を買ったりというのは当時から普通に行われてました。

日本は世界一難しい言語とされる「日本語」が障壁となったおかげで、欧米セラーが日本Amazonに参入しにくく、欧米輸入ビジネスが脚光を浴びましたのが2年前。

 

今となってはAmazonセラー管理画面は、日本語だけでなく、英語、中国語にも対応されたため、今や多くの欧米セラー、中国人セラーが日本アマゾンに参入しているのが現状です。

さらに、上記バナーに代表されるよう海外向けユーザーに対しては、日本アマゾンが英語表記ページを作成し始めています。

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(上記ページは日本アマゾン内のページです)

注意すべきは、その国際送料

ここまで聞けば、

1.海外商品も気楽に購入できる
2.海外から直接購入するという未開拓需要が掘り起こされる(市場規模が大きくなる)

ということで、ビジネスチャンスと捉える人も多いと思います。

 

もちろんその考え方は間違ってはいませんが、注意すべきはAmazonが国際輸送時に適応するその驚きの国際送料です。

今のところアメリカAmazonで通常商品を購入した場合、2~3週間で届く配送方法で5ドル以下のものもあります。

 

ここまで安いと日本国内の配送料金と変わりませんよね。

おそらく今後さらなる革新を求めて、海外Amazonでの商品購入でも3~5日で届くようなサービスを作り上げていくことでしょう。

 

実際、Amazonは自社で飛行機をリースして空輸輸送のノウハウを蓄積しています。

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Amazonがついに自社専用の貨物機を導入して運用を開始

 

規模縮小される?Amazon無在庫販売

さて、ここまで聞いて間の鋭い人は気づいたのではないでしょうか?

このビッグウェーブが私たちに近づいてくればくるほど、見方によってはビジネスチャンスになりますが、一方で今まで脚光を浴びていたいくつかのビジネスが急激に規模縮小する可能性があるものもあります。

 

例えば「Amazon無在庫輸出」

これはアメリカAmazonで無在庫で5万点~10万点規模のものを出品して、売れたら仕入れてEMSなどで国際発送するビジネスモデルです。

 

私個人の主観では、今後このビジネスモデルは崩壊します。

「グローバル配送のアマゾンCMなどが始まれば、市場規模が大きくなってビジネスは大きくなりやすいんじゃないか?」と思う方もいると思います。

 

事実私もそう思っていました。だから、この展望を見定めて以前Amazon輸出販売もやっていたこともあります。

しかし、「Amazon無在庫販売は今後キツイ」と確信したのは今となっては小規模で回っている欧米輸入ビジネスでした。

 

欧米では映画のリリースが日本より早いために、その後AmazonなどでDVDがリリースされても、日本ではまだ映画自体が未公開という場合があります。

そのためアメリカ版DVDを日本へ輸入して販売していたことがあったのですが、最初の数週間は儲かるのですが、その後人気DVD商品はすべてAmazon自身が在庫を持って販売するようになっていきました。

 

しかも、私たちが卸から仕入れても利益0円くらいにしかならないような激安価格で…。これはDVDだけでなく、書籍も同じです。

もともとCD,DVD,ブックで成長したECサイトなので、そこらへんの取引はかなり有利に進めているのでしょうけど、最近はこれらのカテゴリだけでないのがAmazonの怖いところ。

 

今やAmazonの営業チームは、私たちが行くような海外展示会に向かい、代理店となり、売れる商品はとことん自社で在庫を持って販売しているのです。

当然、Amazonのような世界有数の企業相手に資金面で勝てるわけがありませんし、万が一いまあなたが持っている代理店ブランドをAmazonが持てばひとたまりもありません。

 

同じページ同じ価格で販売したとしてもAmazonから売れていくようにアルゴリズムを組まれ、異なるページで同一商品を販売しようとしてもページが統合されたり、SEO的に不利な戦いを強いられるようになります。

つまり、今後「たくさん売れる商品」市場はすべてAmazonに乗っ取られる可能性が高いということです。

 

今後のEC市場で勝ち残るために

今やアメリカではEC全体の30%ほどがAmazonからの購入になっており、今後もその拡大は止められません。

日本でも同じく、とうの昔に楽天を追い抜き、今後も独断場が続いていくでしょう。

 

つまり、私たちは今後EC市場で勝ち残るためには、Amazonで勝ち残る術を知っておかなくてはならないということです。

 

そして、その方法は今のところ大きく分けて2つあるんです…。

その2つの方法とは…

 

EC市場で勝ち残る2つの方法

今後強いものが勝ち残り、弱いものは滅びゆくEC弱肉強食時代がやってきます。

では、強いものというのはどういった事業者のことか?

 

これは独占的な権威を持っている業者自社で新しいものを生み出すことができる業者の2通りです。

まずAmazonの世界グローバル化により並行輸入品という立場が危うくなることは覚えておいてください。

 

独占的な権威を持っている業者「総代理店契約」

その上で、1つめにAmazonですら立ち入ることができない独占的な権威を持っている業者を目指します。

もうカンの鋭い人は分ったでしょう。

 

そうまず1つめの生き残り策は、海外ブランドと総代理店契約を結ぶことです。

総代理店契約を結べば売れるというわけではないので注意が必要ですが、総代理店契約を結んだブランドが爆発して売れるようになれば、それを独占的に販売することができるようになります。

 

ただし、総代理店契約を結ぶブランドが一過性のものか、今後新製品を定期的にローンチするかなど、現時点と将来性を見極めて契約に行き着くようにしましょう。

一過性のもに広告費はマーケティングにかかる多大な労力を使えば、数年後に売り上げが激減ということも可能性としては低くないからです。

 

自社で新しいものを生み出すことができる「OEM、ODM」

もう1つに中国輸入ビジネスで見られるOEM、ODMといった商品開発をできる業者は強いです。

私個人としては、総代理店よりもこちらの道を選ぶほうが有利です。

 

いま市場が何を求めているのか、ノーブランドの商品をどのように売っていくかなど高いマーケティングスキルが必要とされますが、

世界の工場といわれる中国の先進化がさらに進み、タイ、ベトナムなどの新興国に商品開発拠点が移転していった際にも、自社で商品開発できるスキルがあれば同様のプロセスを通じて商品を開発できます。

 

また、Amazonなどの巨大プラットフォームでも自社メーカーという立ち位置により、誰にも侵されることのないポジションで販売することができます。

市場が求めている需要をリサーチするスキル、そしてそれを実現可能な品質の高い工場の探し方さえ知っていれば、巨大な市場でも中小企業がトップを狙うこともできるので売上の天井は非常に高いといえるでしょう。

 

以上が今後のEC市場で生き残る数少ない方法です。

今だけの収益を追うのではなく、今後の展開も見据えて戦略を練っていきましょう。

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