こんにちは、貿易コンサルタント兼EC戦略アドバイザーの岡田です。
今日は海外に携わるビジネスを行っている方には必須の翻訳ツールについて、
Google翻訳で劇的なアップデートが2つありましたのでご紹介します。
今からご紹介する機能は、ビジネスの場だけでなく、海外旅行や実生活でも使うことができるので、
ぜひ利用してみてください。
Googleが買収した「Word Lens」のインスタント翻訳
翻訳サイトでは、エキサイト翻訳、weblio(英語)、英辞郎(英語)あたりが有名ですが、
今回のGoogle翻訳のアップデートでは、オンラインだけでなくオフライン利用可能な機能が搭載されました。
それがGoogleが昨年買収した「Word Lens」の翻訳機能を使ったインスタント翻訳です。
私自身も昨年から注目していた技術で、試験的に何度か使ったことがあるのですが、
このアプリではカメラを通して外国語を写すと、スクリーンに表示されたテキストを
すぐさま指定した言語へ翻訳表示してくれる優れものです。
対応言語が、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語とのことで、
まだ日本語には未対応ですが、今後も言語を拡大していく予定だそうです。
ヨーロッパ圏の言語であれば、英語に翻訳できるだけで、
どなたでもある程度意味を理解はできるようにでしょうから非常に便利ですね。
異なる言語でリアルタイムに会話が可能に
そして、もう1つが今まで異国間のコミュニケーション最大の障壁でもあった「言語」という壁を、
一掃してしまうほどの破壊力を持つ「リアルタイム会話翻訳」です。
上記の動画を見ていただければ分かりますが、この翻訳機能では最初に母語で翻訳したい言葉を
発するだけで、アプリが自動的に任意の言語に翻訳し発声してくれます。
わずらわしい操作は必要なく、翻訳毎にボタンを押す必要もないので、
かなりシームレスにリアルタイム会話が楽しめますね。
こちらは日本語を含めた世界各国の言語が対応しているため、
ビジネスの場では展示会に行った際に交渉ツールとしても使用できますし、
英語が通じない国への海外旅行の際にも大活躍が期待できますね。
まとめ
今までには考えられなかったようなツールやアプリが開発され生活が豊かになりつつある中で、
現在の研究では、5~10年後には約半分の職種がなくなると言われています。
このGoogle翻訳というツールも、5年後先にはより認識精度の高いツールへと成長を遂げているはずで、
翻訳者、通訳者という職が必要なくなる時代もすぐ近くまでに来ているのかもしれませんね。
私たち人間がITに負けない何かで社会を乗り切っていくためには、
このような便利なツールに職が奪われることを危惧してばかりいるのではなく、
むしろこのツールを使って新た何かを社会にもたらすことを考えるべきです。
特に言語間の壁は、今までの歴史上ずっとブレイクスルーが達成できなかった分野です。
世界各国の意思疎通が国民レベルまでステージを調整できれば、
LINEなどのチャットツールで外国人と母語でコミュニケーションを取ることができたり、
グローバル人種で構成されたグループ集団が出来上がったりするかもしれませんね。
私はふと思う・・・。
こんなにワクワクできる時代に生まれて本当によかったと・・・。
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