貿易コンサルタント&EC戦略アドバイザーの岡田です。
今日はEC物販市場に衝撃が走った「クロネコメール便の廃止」について、
今後代替サービスとして始まるメール便に近い新サービスと他の配送業者で使えるサービスについてお伝えしていきます。
クロネコメール便の廃止原因については、信書をメール便で送ることは法律に違反していると認識していない顧客がメール便で送る
とのことですが、決まったことをとやかく言ってもしょうがないので早速メール便関連の発送手段についてお伝えしていきます。
クロネコ新サービスその1 「小さな荷物を専用BOXで、リーズナブルな運賃で送れる新しいサービス」
ぱっと見で日本郵便のレターパックを想像せざるをえない内容ですね。
↑東京~大阪間の宅急便料金
宅急便料金60サイズよりも安価ということは、864円よりも安い価格で提供となるはずですね。
おそらく日本郵便のレターパック料金との兼ね合いで、500円前後での提供になるのではないかと思います。
レターパックもそうですが、専用BOXでの配送は送り状がすでにBOXに印字されているため、
手書きでないと配送元、配送先住所が記載できず非常に面倒です。
このクロネコの新サービスもおそらく同じようなサービスになると思うので、
物販ビジネスで使う機会はおそらく少なくなるでしょう。
クロネコ新サービスその2「薄くて小さな荷物をポストに届ける新しいサービス」
こちらは3月に廃止されるクロネコメール便の生まれ変わりといえるサービスになりそうですね。
今まで厚みが1cm、2cmまでだったのが、今回は2.5cmまで厚み範囲を拡張。
おそらくAmazonFBAで取り扱われている商品で本体サイズ2cmのもの(梱包すると2.5cmくらい?)が多かったのと、
今後amazonは日本郵便と配送提携を拡張していくようなので、
日本郵便のクリックポスト配送サービスに対抗するサービスとして開始されるのでしょう。
(あくまで)予想の価格はおそらく164円~299円あたりで統一するのではないかと思います。
クロネコとしては、信書を日本郵便サービスで送ってもらえる価格で新サービスを提供しなくてはなりませんから、
ゆうメールやクリックポストのサービス料金よりは価格をトントンまたは高く設定するはずです。
商品の発送に使えるサービスになるかは微妙なところですので、
これは3月の詳細発表を待つしかありませんね。
クロネコメール便に類似のサービス
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日本郵便のゆうメール
今後導入を検討している人が多いサービスの1つです。
(1) サイズ:長さ・幅・厚さの合計が1.7m以内
(2) 重さは3kg以内
重量制料金なので、料金は安いですがややこしいですね。
追跡番号(トラッキングナンバー)もないので、サービスとしては使いづらいサービスです。
ちなみに、私なら使いません。
追跡番号がないのは辛いです。
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日本郵便のクリックポスト
A4サイズ・厚み3cm・1kgまで対応可能なのが、クリックポストサービスです。
こちらは追跡番号(トラッキングナンバー)があり、好ポイントなサービスですね。
もともと「商品をメール便で堂々と発送したほしい」という日本郵便のはからいがあったサービスなので、
ゆうメールのように、CD,DVDなどのメディア商品しか送ってはいけないサービスではありませんし、
送り状もA4サイズの普通紙に印刷して発送できるので印刷も楽々できますね!
ただ、個人的な意見として直接送り状じゃない紙部分を切り取るのが面倒です。
今ごろクライアント一部で「インクがもったいない!」とクレームが来ていることでしょう。
(元々お国が管理していた事業で、年配の方が経営判断しているのでしょうがないです)
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佐川の飛脚ゆうメール便
あまり知られていませんが佐川にも飛脚ゆうメール便というメール便サービスがあります。
サイズに関しては、クリックポストとほぼ同じですね。
追跡番号も付随しています。
料金に関しては、比較的安い料金で送れるようですが、
月間の物流によってはさらに特別料金でサービスが利用できるようです。
聞いた話では、最大で70円以下まで価格交渉ができるようなので、
長期的に利用して信頼を獲得しながら、どんどん価格交渉のアプローチしていきましょう。
まとめ
クロネコの新サービス発表までは正確な判断はできませんが、
現時点では、「クリックポスト」と「飛脚ゆうメール便」あたりが安心・低価格なサービスになるかと思います。
ちなみに、西濃運輸にもメール便はあるようなのですが、
私は配送スタッフから「西濃運輸のメール便は全然ダメだから使わないほうが良い」と言われたので使っておりません!
あなたに取扱商材にあった配送方法を見つけてみてくださいね!