こんにちは、貿易コンサルタント&EC戦略アドバイザーの岡田です。
高度経済成長以後、企業の役目は「安くてイイ物を提供する」という風潮が蔓延していましたが、
人口減少による市場の低迷、富裕層と貧困層の2極化という現状を踏まえれば、今後スモール企業が低価格競争の渦に入ることは、わざわざ倒産しに行くようなものです。
低価格で大きな市場シェアを獲得する戦略は、資金が潤沢にある大企業に任せれば良いとして、
私たち零細~中小企業は、大企業の「低価格競争」とは異なる戦略で収益を出していかなくては継続&発展は難しくなります。
その異なる戦略とは「値上げ戦略」です。
「値上げ戦略」をとるメリットはたくさんあります。
まず、値上げをすれば1商品あたりの利益は上がるため、たとえ売行きは下がったとしても、値上げ前の全体利益と同じ水準を保てれば、
受注管理、在庫管理、検品&梱包などに割いていた人件費を大幅に削減することができます。
同じ全体利益が出ているのに、そこから引かれる経費が削減できれば、
販路拡大や仕入れ・リサーチに余力ができ、さらに収益性を上げることができますよね。
ただし、簡単に値上げするとはいっても、他社が安く販売しているのに値上げ後も確実に売っていくためには、
それなりの工夫が必要で「商品の付加価値」を付ける必要があります。
今日は、その商品に付加価値をつけるための文言をまとめましたので参考にしてみてください。
値上げしても売れる文言まとめ
- 手間暇をかけている
- 専門家が選んでいる
- 大量生産できない
- 作れる人が少ない
- 老舗として代々続いている
- 著名人が愛用している
- ネット上でしか購入できない
- 特許がある
- 保証がある
- 開発秘話がある
- 研究機関により認められている
- 何万回もテストしている
楽天などでLPをがちがちに作っているショップの商品ページを見ると、上記にまとめられているような文言が多数使われています。
コストがかからない文言がほとんどにも関わらず、顧客をひきつけるには十分の付加価値を与えることができる文言なのでおススメですね。
値上げをせずライバルと同じ価格帯でも、付加価値を上げれば上げるほどCVR(コンバージョンレート)が上がり売上は上がるので、ぜひ試してみてください。