これからネットショップで開業・起業する人が知っておくべき3つの知識

 

こんにちは、貿易コンサルタントの岡田しょうたです。

最近ネットショップ運営で副業・開業したいという要望がたくさんあります。

 

しかし、ネットショップ運営はその特殊な職業柄、過去経験がある方は非常に少なく、

「売る商材をどこから仕入れたら良いか分からない!」

「どこで販売すればよいかわからない!」

「そもそも何を学んだら良いか分からない!」

などの意見が大多数を占めています。

 

そこで、今回はネットショップ運営の経験やビジネス経験が0の状態から始め、

今やアメリカ、中国、国内、東南アジアなど世界各国からの仕入れ経験を持つ当方が、

いままでどのような手順でネットショップ運営ができるまでのスキルを身につけたかをご紹介していきます。

 

今考えれば、以下の3つのポイントのみ抑えておけば、十分な規模のビジネスになります。

 

 

1.商品の仕入先:「仕入先は、近所の家電量販店?!」

 

まず第一に商品を販売するにしても、その売る商品を仕入れられないことには売上は立ちません。

「じゃあ、一体どこから仕入れるの?」ということですが、

世の中で販売されている商品はすべて仕入れ対象になるということを覚えておいて下さい。

 

 

例えば、日本から海外へ日本製品を販売する輸出ビジネスであれば、

仕入先は当然日本国内になります。

 

「では、日本国内のどこから仕入れているの?特別な仕入れルートがあるんじゃないの?」

という疑問ですが、多くの輸出業者の仕入先は、あなたもよく知っているはずの

・Amazon.co.jp

・楽天市場

・ヤフオク

・国内ネットショップ

が主な仕入先になっていたりします。

 

あなたがよく知っているサイトから商品を仕入れて海外で販売するだけで、

年間億規模のビジネスを動かしている人がたくさん存在します。

 

ただ、この事実を知らない・・・。

ビジネスの現場をまだ知らない人にとっては、

「大規模のビジネスには、個人では利用できない特別な仕入れルートがあるんだ!」と決めつけてしまうのです。

 

国内でネットショップを運営するに際しても同じです。

 

Amazonや楽天で仕入れた商品を、自身のネットショップで販売することで、

月間300万円の利益が出ている企業も存在しますし、

家電量販店のセール時期に安くなった商品を仕入れてきてAmazonで販売することで、

月間1000万円以上の売上をたたき出している企業もいます。

 

物販というビジネス形態であれば、「価格差」さえ存在すればビジネスになり、

物価の安い地方でモノを買い、沖縄や離島で販売するだけでも数十万円規模のビジネスにはなったりもします。

 

どこから仕入れるではなく、どこから仕入れれば価格差が大きく取れるか?というのが重要なポイントなのです。

 

 

もちろん国内からの仕入れを考えれば、一般的な物価は決まっていますから、

例えばアメリカブランドをアメリカから仕入れた方が、国内から仕入れるよりも安く手に入れることができます。

 

手芸品やピアスなど自分で商品を作ることもできますね。

仕入先は世界中どこでも!あとは国内で何が売れるかを考えて仕入る商品を見極めていくのです。

 

※ビジネスですから「何を売りたいか?」ではなく「何が売れるのか?」という、消費者目線での商材選定が必要です。

 

国内からの仕入れ、アメリカ、中国等の仕入れに関しては、

以下当方が無料で発行している「貿易ビジネスのすべてが分かる本」をご覧いただければと思います。

 

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2.販売プラットホーム:「最初はAmazonを使うべし!」

 

ネットショップ運営と聞くと、自身でショップを自由自在にサイト構築して販売する、

ということが頭に浮かぶと思いますが、

これから開業される方は自身でネットショップを構築するよりもAmazon出店サービスを利用することをオススメします。

 

ネットショップを0から構築するとなると、サイト全体の構成やデザインなどを外注する必要があり、

初期費用だけでも数万円~数十万円かかることが多いです。

また、集客面でも最初の数ヶ月はYahoo!広告などを使い、1クリック数十円という費用がかかってきます。

 

どんなに上手く運用しても、売上が上がってくるまでに最低3ヶ月程度はかかるので、

過去にネットショップ経験などがない人はオススメできません。

(楽天も基本的にはネットショップと同じ考え方で、初期費用と広告費がかけれない場合は全体の90%くらいは売上が上がらないようです。)

 

一方Amazonでは月額0円から出店ができますし、

商品が売れなければコストは0円という入口のハードルが低いのが特徴です。

 

Amazonの集客力を武器に、売れる商品を出品できさえすれば、

集客に時間やコストを掛ける必要がないこともメリットの1つですね。

 

ビジネス未経験者~大企業まで、Amazonというプラットホームは物販では欠かせない存在でしょう。

 

どうしてもネットショップから始めたい人は、

BASE(ベイス)STORES.jpなど初期費用や月額費がかからないところから始めましょう。

 

ちなみに過去ネットショップの経験がある人にとっては、EC CUBEカラーミーショップなどが有名ですかね。

(こちらは初期費用、月額費がかかります)

 

 

3.商品リサーチ/市場調査Amazon販売で必要なビジネススキル

 

「これからネットショップを開業する上で、仕入先も分かったし、販路もAmazonに決めた。」

「じゃあ、Amazon販売において学習するべきビジネススキルって?」

ということですが、まず最初は何と言って「商品リサーチ力」「市場調査力」の向上です。

 

「商品リサーチ」とは、

・いまどの商品が人気で、月間でどれくらい売れているのか?

をリサーチする能力です。

 

「市場調査力」では、商品リサーチのように「商品」にフォーカスするのではなく、

ある商品の「キーワード」に対してリサーチする能力です。

 

・「低反発枕」という市場はどれくらいの市場規模で、どういった商品であれば参入の余地があるか

・「高反発枕」という市場はどれくらいの市場規模で、どういった商品であれば参入の余地があるか

 

 

こういった「大きなキーワード」または「カテゴリ」のリサーチをします。

「市場調査」に関しては、すでに販売するモノが決まっている人が決まっている方が利用するリサーチ方法ですね。

 

まだ販売するモノが決まっていない場合は、商品リサーチをしながら、

どんな商品が国内で売れているかなどトレンドやデータを収集することから始めましょう。

 

 

まとめ

 

以上をまとめると、

 

仕入先:近所の家電量販店~海外まで、どこでもOK

販売プラットホーム:最初はAmazonがオススメ。徐々に広げていけば良い

ビジネススキル:商品リサーチ力、市場調査力

 

ということを最初の知識としてもっておくと良いでしょう。

 

ネットショップと一言で言っても、範囲が幅広いわりに1つ1つ学ぶべきことも多いので、

「全部調べてからスタートしよう!」では、時間だけがかかってしまいます。

 

ネットショップをこれから始めたい方であれば、

まずは上記のビジネスモデルに絞って事業を始めてみましょう。

 

おそらく100人のネットショップ運営者がいれば、

その90%以上が上記のビジネスモデルをオススメしますので!

 

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